月収70万円のITエンジニアがスゴい!っと思っていた時期がありました

今から10年前、2010年にIT関連の会社で働いている知り合いがおりました。

その知り合いの紹介で、ITエンジニアをやってる当時37歳くらいの人と短い時間だけど話しをした事がある。

そのエンジニアはSEを経て、プロジェクトマネージャーに就き、主に設計を担当していると言う。「月収70万円はある」と言う話を彼から聞いた時、70万円という金額の大きさに驚いた事を今でも覚えている。

その当時、僕は片田舎から上京しIT関連企業に就職したくてプログラミングのスクールに通いつつアルバイトをして生計を立てていた。

上京以前は、2交代や3交代制の派遣の仕事をして食い繋いでおりました・・・。

体力的にはキツいが決してお給料は良くない。むしろ薄給。社会的底辺が集う職場ではマウントの取り合いが毎日行われており、底辺だからこそ妙なプライドがあり、下になるまいと妙な足の引っ張り合いをする。

そんな労働ヒエラルキーの下層から抜け出したくて高給が頂けるITへの憧れが強くなった

だからこそ月収70万円あるエンジニアと会って話しをした時、当時の僕には彼がとても輝いて見えた。

「70万円!?スゴい!スゴいっすよぉ!!」みたいな。

僕は転職が多い。色んな職場色んな業種で働いて来たけど、手取りは14~36万円と幅は広い。36万円は残業をしまくった時期にたった一度だけ手にしたことがあるお給料だ。手取りは20万から28万が多かった。

そんな僕の給料と比べると月収70万円を得ているエンジニアの彼は雲の上の存在だった。

薄給だった当時の僕には大きな金額に見えても、47万~180万円の収入を為替取引で得ている現在の僕には大きな金額に見えない。

輝いて見えたり憧れるのは、自分と相手に歴然たる『差』が存在するからだ。

手取り20万そこそこだったら月収70万円は差が存在し輝いて見えても、今自分が70万円以上の金額を稼いでいたら、そりゃあ憧れとか輝きとかもう無いわけですよ。

収入が増える事で、『僕もあの人のようになれたらいいな』という純粋無垢な憧れや尊敬の眼差しは消え失せます。

月収70万円は確かに高給だし、それを得れる立場にあるエンジニアの彼は確かにスゴい人だ。

だが自分がいざ彼と同等かそれ以上の収入を得られる立場になってしまったら月収70万円は何とも思わなくなる。

先月は110万円だった。去年10月は180万円だった。

だから70万円は何とも思わない。

2010年は月収70万円の世界が見たかった。では今、月収70万円の世界がどう見えているか?

結論を言ってしまえば普通。

・・・何も変わってない。

これが正直な感想です。

手取り20万そこそこの給料を貰っていた時と、気分は何も変わらない。

見える世界は一緒。同じ。

手に入れた事が無いからこそ強く憧れる。それはよく分かる。だが手に入れた瞬間憧れていたモノは色褪せてしまう。

黄金色に輝いていて金の延棒に見えていたものが、コンクリートのレンガに見える感じ。

手に入れてみて『ああ、こんなもんか』と思う。

『俺が今まで強く憧れてて、喉から手が出るほど欲していた月収70万円を得る事で見える世界とは、こんな程度の物だったのか⁉️』、っと思う。

そう。こんな程度のものだったのだ。

これからもし僕が月収1000万円や月収1億円に憧れを持ったとしても、手にした時は同じ感覚に陥るんだと思う

僕は高い収入や月収に憧れは持っていません。だって手に入れたらもう色褪せてしまうから。

お金ではない分野での憧れについてもきっと同じだろう。

例えば灘高校に入ろうと、東大に入ろうと、理科三類に入ろうと、医者になろうと、結局その目標を目指して努力している時だけがすごく幸せで、手に入ったら『ごく普通のモノ』に“型落ち”してしまう。

憧れを抱いて目指していた立場や職業に自分がなれた時、“見える世界はこんなモノか”、っときっと思うのだ。

そして思う。『何で俺はこんな普通なモノに強い憧れを持っていたんだろう?』、っと。

手に入れる事に意味はないと悟るんですよ。

そして絶望する。

絶望してから再びまた目的地を見つけて歩み出す。

きっと人間は長い歴史の中で、こんな事をずーっと繰り返して来たのでしょう。

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